Oxford BookwormsとMacmillan Readersの「The Phantom of the Opera」を読みました。
Macmillan ReadersはOxfordに比べると後発のシリーズのため、随所に工夫が見られ、
私には好ましく感じられました。
この物語ではオペラ座の複雑な建築が重要な役割りを果たします。
地上10階、地下7階というだけでも想像しづらい建物です。
これがMacmillan版では最初にイラストで示されていました。
また、Macmillan版では主な登場人物のイラストとその下に名前が示されているのもよかったです。
Oxford版ではフランス人の名前が覚えにくくて読み進むのに苦労しました。
物語のクライマックスで、主人公はPhantomに殺されそうになります。
Oxford版ではPhantomはあっさりあきらめて、主人公と歌姫クリスティンの結婚を認めてしまいます。
Macmillan版は読者としては最後まで主人公が殺される可能性があると思い(なぜなら、Phantomは気が狂っている!)
手に汗を握って読み進めました。
ナレーションはOxford版のほうが好きでした。(本にCDが付いていなかったので、Audibleの無料期間を利用して入手しました)
いろいろなバージョンがある作品は名作である可能性が高いです。
これからもこうした視点をもって読む本を選んでいきたいです。