よっしーさん、初めまして! 多読フォーラムへようこそ!!
2002年に多読を提案したさかい@多言語多読です。
具体的に質問されているので、引用しながら分かる範囲で答えますね。
よっしー さんが書きました:はじめまして、5歳の子どもは絵本が好きで、毎日読み聞かせています。ぜひ100万語目指したいと思っています。
5歳の子どもは文字が読めないので、音声ペンでORTを毎日読んでいます。
すばらしいですね!
毎日読み聞かせるのはかなり大変なこともあるはず。
一緒に寝てしまったり、同じ本を何度も何度も読まされたり・・・
それを毎日読み聞かせているというのはすごいことです。
ORTを音声ペンで、というのもいいですね。
そのうちきっと「おかあさん(おとうさん)の英語は変!」と言い出して、
読み聞かせは日本語だけになると思います。
その日まではぜひがんばってください!
1.何をもって読んだとみなせばよいのでしょうか?読み聞かせ?本人のペン使用?暗唱の音読?親のリピートによる音読?
2.多読帳は皆さまどのようなものを使用されていますか?ノート?エクセル?
お時間頂ける方お答え頂ければ幸いです。
以上宜しくお願いします。
まず 1 ですが、こどもが楽しんでいれば本だろうと、読み聞かせだろうと、
YouTubeだろうと、「読んだ」とみなしていいと思います。
楽しんでいるかどうかの目安は「次の本を読んで」とか、「ぼくが自分で読む」とか
何であれ「次の読書」につながるようなら十分楽しんだのだし、
「読んだ」と言っていいと思います。
やっちゃいけない!のは、話の内容を「分かっているかどうか」チェックしたり、
単語の意味が分かっているかどうか確かめたり、過大に褒めたり、ご褒美をやったり・・・かな?
それから語数を気にしすぎるのも本末転倒になりやすいですね。
要するに日本語の読書と同じと考えればいいのではないでしょうか?
日本語の読書に対して親としてやれることはやる、やらないことはやらない!?
あ、もう一つあった! 「読んだ」という目安として試験を受けさせるというのも
よほど慎重に、気をつけたいことです。結果がよくても悪くても、
「ああ、親は自分を試験の点数を通して見ている」と意識させると
いろいろよくないことが生じるのではないかと思います。
最後に・・・
質問の文章から、よっしーさんの熱心さが伝わってきます。
それはすばらしことですが、一方で気がかりでもあります。
かつて、息子さんの多読の成果をSSSの掲示板にも報告していた
お母さんが二人いて、相談に乗っていましたが、けんか別れになりました。
どちらのおかあさんも熱心すぎるとわたしは考えて、水を差したからでした。
あの二人の男の子たちはいまはどうしているだろうか?
二人とも大学生の年齢です。どうやって親離れ、子離れしているのだろうか?
どこかで、親も子もお互いを「突き放す」必要がありますね。
自然にゆっくり起きることもあるし、ある日突然に急激な形で起きることもありますね。
どちらの場合も見たことがあります。いずれにせよ、親は親の暮らしや
生き方を第一に考えて、こどもから独立していること、
こどもも自分の暮らしや生き方をたいせつにして、親を喜ばせるために
行動しないこと、そのどちらも大切なのだろうと思います。
ただし、こどもはたいてい自分から意識することはないので、
親がこどもの暮らし方や生き方に入り込まないように気をつけなきゃいけないと思います。
お説教になってしまいました。不愉快に思われたらごめんなさい。
老爺心が過ぎたか?