振り返れば、私も多読のようなことをしていました。
子供の頃に近くに洋書専門店があり、奇麗な外国の絵本やペーパーバックが並んでいる、その空間が大好きで、よく足を踏み入れていました。何が書いてあるのか興味津々でしたが、ただ眺めることしかできませんでした。
そして大学生の時(30年以上前の話です)、先生に、辞書をひかずにどんどん洋書を読むように勧められました。何が書いてあるかわからない本でも100ページまでは、がまんして読みなさいと!
心の中でそんな無理なこと...と思いつつ、図書館に洋書を探しに行って、たまたま手に取った Pearl S. Buck の児童書 The Big Wave(津波)を読み始めたところ、即座に引き込まれ、そのあとも Pearl S. Buck の作品を続けて読みました。当時は概要しか理解できていなかったと思うのですが、ドキドキしながらページをめくっていたのを覚えています。
その後も時々、洋書にはまったり、離れたりを繰り返して現在に至っております。
たまに文学作品も読みますが、だいたい児童書やロマンス本など読んでいます。
ロマンス本は意外とお茶の間のような普通の日常会話が多く、英会話に役に立っています。
皆さまと面白い本の情報など交換できたらうれしいです。
多読をこれから始める方への私のおすすめは、国産ですが、IBCパブリッシング出版のラダーシリーズです。
やさしい英語でリライトされていて、難易度によって5段階に分かれているのですが、
よく知っている児童書から、風と共に去りぬ、吾輩は猫であるとか、アインシュタインの話や
ノンフィクションもいろいろあって楽しいです。
http://www.ibcpub.co.jp/ladder/
少しだけですがシニア向けの大活字版もあり、これが増えてくれたらと密かに望んでいるところです。