毎日や毎月のお買い得品等で、よい本が安く買えるのをうまく利用してと考えたりもしていたのですが。
それはいいと思います。でもそういうセールって一時的なもので、タイミングが合わないと利用できないし、
またいい作品だろうと思って買ってみたら、イマイチ自分には合わなかったり。
何冊もそうして安い作品を買って、Kindle内に未読本がたくさんあるけど、どうも読む気にならなかったり。
なんていうことが、少なくない傾向のように感じます。結果的に無駄じゃない?
できれば、まずは自分がどんなジャンルの作品、誰の作品が好みなのかを探っておくのがいいと思うんです。
それには翻訳書を読んでみることをお勧めします。
文学書から娯楽小説まで、最近、ますます翻訳されるスピードが早まっているかに思えます。
評判が良いもの、人気が高いもの、何かの受賞作なんてのは1年程度で翻訳書で読めたりするわけです。
翻訳書での書評を紹介するサイトは、原書での書評を紹介するところよりずっと多いですし、
情報も得やすいです。
ネット上だけでなく、例えばミステリーなどは毎年『このミステリーがすごい』って雑誌が出てますから、
本選びの参考にすることができますよね。
それで、良さそうに思える作品の翻訳書を次々読んでみて、好みを探るわけです。
人気のある翻訳作品は、図書館にもあるし、ブック・オフなどで格安に購入できます。
そうして当たりをつけたら、原書を購入して読んでいく。
(紙の本より、できればKindle版をおすすめ。辞書引きやすいし。紙の本は日本に比べて紙質も悪く、
印刷もいい加減で、特にマスマーケット版なんて文字の掠れなんて珍しくないです。)
好みや自分の読めそうなレベルが掴めてきてからなら、セール品を買っても失敗しにくいでしょう。
電子書籍が普及してから、自費出版がしやすくなり、きちんとした出版社では相手にしないような駄作だって、
市場に多く出回っているわけですよ。
安価だから、失敗しても構わないと買い溜めても、洋書って、そんなにたくさん読みきれるものではないですから。
早くから自分の狙いを定めて、傑作から読んで行くことをお勧めします。
ところで、版権切れの古典は"Project Gutenberg"に無料でたくさんあるのはご存知でしょうか?
Kindle用のを含め、様々なファイル形式で提供されていますから、PCがあれば読めます。
時代が比較的新しいものなら、古典でも読めるのがあるでしょうし、それこそ翻訳があるので、交互に読んでみたりとか
楽しめるでしょう。
朗読音源も全部そろっているわけではないですが、無料で"LibriVox"というサイトにありますから、
聴き読みもできます。
"Project Gutenberg"には、Children's Bookshelfというカテゴリもあって、子供向けですから易しめです。
昔のままの挿絵付きで、これがなかなか趣があっていいんですよ!
さて、私のお気に入りの本はこちらのサイトでは特には紹介していません。
多読用ではない、一般の本の世界は広大で、皆さんの趣味もそれぞれですしね。
まれに、割と万人向けかもって思えたら紹介させていただく感じです。
http://www.gutenberg.org/wiki/Main_Page
http://librivox.org/