グリーンさん、みなさん、まったく間の抜けた話で、旅の半ばを過ぎてもうそろそろ
帰国というところでやっと短い報告二つです。
(ブログに書くべき内容だと思いますが、複数でコンピュータを使っているせいか、
ブログに入れなくなってしまいました・・・)
一つ目:
えーっと、これはもう一度書いたのですがどうも投稿しなかったようなので。
チェコの首都プラハも、チェスキー・クルムロフという古いお城の街も、
民宿が非常に安いのです。
安いだけでなく、部屋のセンスがとても洗練されていました。
1泊3500円くらいですが、清潔で、すっきりしていて、ゆったり広々していて、
落ち着けるし、こういうのを観光というのではないかと目から鱗というくらい
すがすがしい宿でした。
プラハのお城のすぐそばの修道院は一度泊まった人、その人が紹介した人は
宿泊代が1割引になるようです。プラハ観光の場合はわたしに連絡を!
チェコはきっと日本の平均的所得の何分の一か、という所得水準だろうと思います。
にもかかわらず、生活水準も何分の一かというと、どうもそうではないのではないか?
日本にないものはいっぱいありそうですが、旅をすれば安くて気持ちのよい宿があり、
プラハ観光の中心部をはずれれば安くてとても満足な食事ができる・・・
(二人で、地ビール4杯、goulash というビーフシチューと、豚肉を煮てスライスしたもの、
うまいパンを大量に食べましたが、一人当たり700円!)
ウィーンでもそうです。観光客向けの所しか食べに行っていませんが、
ざっと日本の半分の値段でうまい料理を堪能しました。
そこから飛躍して考えると、お金の量と、満足は一致しない!
たくさんのお金が集まるところには満足が少ない!?
二つ目: 経済と満足の話は飛躍しすぎたので、食べ物の話です。
10年前にイギリスにいた時から感じていて、今回の旅でも確かめられたこと??
イギリスやドイツといった地中海に面していない国では、どうも肉料理、小麦料理、
乳製品がすばらしいのではないか!
プラハの Basta という3年前にも紹介した店の肉料理は、今回もよかった!
牛も豚も。そしてチェスキー・クルムロフという田舎の(世界遺産の?)町では、
肉のローストが微妙な味でした。薪を使った炉の上に鉄板を置いて、そこで
牛も豚も鳥もソーセージも焼くのですが、薪の火加減、高さ、時間、すべて
微妙に調整しているらしく、実にうまいのです。
日本の肉料理はまだ伸びる余地があると思ったことでした。
長くなったので、この辺で終わりにして寝ます。
足の捻挫は幸いたいしたことなかったようで、順調に回復しています。
きょうはウィーン郊外の「ベートーベンの道」というところに散歩に行きました。
(ま、そんなもんだろうと思ってましたが、なにしろベートーベンが散歩したころから
150年以上も経っているので、小川沿いに家が建ち並んで、道も小川もコンクリートで
固めてあって・・・ ううう・・・ またいつかこの辺に来て、田園交響曲の風景を
探します。)
あしたはロンドンに戻ります。そうだった、ウィーンの富はすごいです。
ハプスブルク家というのは650年もオーストリアとその周辺を支配していたそうで、
とにかくものすごい富を蓄えたらしい。きんきら、ごてごて、でも、「ははーっ」と
ひれ伏すしかないような豪華な街です。ロンドンより、ニューヨークより、
パリよりすごいかなあ・・・
たくさんのお金が何をできるか??お金で買える文化の極致ではありますね、おそらく。
(もう一つはお金では買えない文化ですね。
民衆の文化と言うべきか??民謡とか、工芸品とか、民話とか、風土とかね。)
いかん、もう寝ます。お休みなさい・・・
