新NPOが少しずつ歩みを始めます。
表題の通り、「英語多読講座」です。
くわしくはhttp://www.nihongo-yomu.jp/ja/component/content/article/82-20120814.htmlをご覧ください!
いろいろな意味で、世の中になかった講座になるはずです。
宣伝をかねて、おおまかな方向を少々ご紹介します。
どこが世の中になかったか・・・
* 一人一人がそれぞれの好みや必要に合わせて、多読・tadokuを進められるように、
講師ができるかぎりの助言をします。
一斉授業でもないし、教科書にしたがった個別レッスンでもありません。
* いついつまでにどこまで進む、といった目安はありません。
一人一人違った道を、それぞれの違ったペースで進んでいきます。
講師は、一人一人が自分の道を見つけ、自分のペースで歩むことを手助けします。
* また、毎回の講座に参加する人たちは互いに本のこと、多読のことを語り合いながら続けていきます。
日本語と英語、どちらを使っても結構!
* 多読が入り口で、しかも中心ですが、音にできるだけ早くから触れるようにして、
聞き読み、シャドーイングなどで、英語独特の音に慣れていきます。
また、人それぞれにタイミングは違いますが、話す、書くをできるだけ初期からはじめます。
では、実際にはどんな風に進めていくのか、これもおおまかなところを紹介します。
* まず文字のない絵本を「読む」ことで、辞書や文法や和訳から離れます。
* 学校英語から自由になってきたら、文字に目をちらっと向けます。
* 音声素材をできるだけ早く利用して聞き読みをはじめます。
* 聞き読みをしながら、講座ではやさしい絵本を、家には少し文字の多い本を(できればCDと
一緒に)持って帰って、いくつかのレベルで英語に親しみます。
* 持ち帰った本や音声素材について、翌週に講師と話し合って、
次にどんな本や音声素材を持ち帰るか相談します。
* そうした歩みはすべて「カルテ」に記録して、足跡をいつでも確認できるようにします。
また、講師が代わった時にできるだけ滑らかに支援が続けられるようにします。
* 講座ではできれば延々と絵本を楽しみ、持って帰って読む・聞く・楽しむ素材は次第に
一人一人の好みに合ったものになっていきます。
絵本はいやだという人には読みやすく写真の多いノンフィクションなどを試してもらいます。
* 講座の最中に、生徒同士で本の推薦やブックトークを日本語でします。
* 「離陸」したら、つまり1冊5000語を越えるネイティブ向けの本・CDを楽しむころからは、
いよいよ自分で素材を選べるように、講師が相談に乗ります。
* 持って帰る本はできるだけ音声が付属しているものにします。
気に入った朗読はシャドーイングしてください。
そのために、希望する人にはシャドーイングの手ほどきをします。
(劇薬シャドーイングを処方する場合もあります!)
* 一人一人の進み具合を見ながら、支援する人が一人一人とブックトークをします。
さかいサークルでは、英語で質問をします。みなさんは日本語で答えてもいいし、
うなずいたり、首を振ったりするだけでも結構。上手に英語の質問でブックトークを
引き出すので、心配はいりません。
なお、要望があればスピーキングやシャドーイングやライティング専門のクラスを、別に
もうけることも考えています。すべては成り行きです。
* そのうち、先ほどの生徒同士のブックトークが英語になります。
またその内容を英語で書き留めておきます。
* 慣れるに従って、少しずつ長い本、複雑な展開の本をブックトークできるようになります。
* ブックトークに慣れてきたら、さまざまな話題について Oxford Reading Tree の Stage 6 か
Stage 7くらいの言葉を使って話します。
* 1冊3万語を越えるような児童書、あるいは10万語くらいの大衆小説を本や電子本や朗読で楽しめる人も
出てきます。自分の好きな作家を見つけたら、多読の準備課程修了です!
ここまで来たら、仕事で英語を話さなければならない場面でも気後れすることはないはず・・・
そして仕事で書くこともずいぶん楽になっているでしょう。
さらに、多読・多聴・多読的スピーキング・多読的ライティングを続けていくと、
* 朗読を楽しむ、海外ドラマを字幕なしで楽しむ、仕事に関係ある話だったらなんとかこなせる、
親しい友だちとだったら英語でおしゃべりを楽しむ、といったことが普通になるはずです。
* email や twitter や facebook に英語で投稿することが自然に、手早くできるように
なると思われます。最終的には日本語で書くのと変わらなくなることを目指します。
こんなところが多読講座のおおまかな方向です。
あなたはいまどこにいますか? そこから先の方向をどう思いますか?
NPO多言語多読の仲間や講師と一緒に、壮大な旅にでかけませんか?
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なお、今後はNPO多言語多読のお知らせは理事や事務局が投稿します。
さかい@tadoku.org の名前で投稿したものは さかい@tadoku.org 個人の意見ということになります。
理事として投稿する以外に、さかい@tadoku.orgの名前で夢を広げます。
村の様子も、フォーラムも、少しずつ変わっていきますが、
できるだけきちんと説明して、変化・展開の方向を理解してもらおうと考えています。
これからもよろしくお願いします!