ゆうさん、卒業おめでとう!
実はもう1ヶ月くらい前に卒業でもよかったのですが、
わたしの研究のために少し卒業を延ばしてもらいました。
(卒業というのは、つまり、もうわたしのコメントなしで行ける、独り立ちできる、ということですね。
で、独り立ちというのは、土台はできたと・・・
あとはもっと英語らしい音で朗読したり、話したり、演説したり、講演したりしたければ、
自分で道を探っていける・・・
という意味です。
ただし、こんなにきれいに卒業した人はゆうさんがはじめてなので、
この先本当にゆうさんが自分で道を探せるかどうか、保証はできません。
一方で、リスニングができるようになったことだし、趣味の英語には
もうこれで十分と思われるなら、ここでさっぱりシャドーイングをやめても
いいと思います。それが 卒業/独り立ち というものです!)
で、一つ、大事なこと・・・!
わたしはゆうさんのシャドーイングを聞きながら、メモして、いろいろな音がどのように
英語らしくなっているか「チェック」しますが、みなさんはチェックしなくていいですからね!
一つ一つの音をわたしがチェックするのはゆうさんのため、というよりは、
劇薬シャドーイングや普通のシャドーイングの効果を確かめるためで、
これから文字と音を結びつけるためにシャドーイングをするという人は、
決して一つ一つの音は気にせずに「ひたすら」繰り返してください。
一つ一つの要素(語や音)に拘らない点でもシャドーイングと多読は似ています。全体を真似しているといつの間にか一つ一つの要素まで身についている点も多読と同じですね。このことをとてもよく表しているのが、今回のゆうさんの感想に出てきました。曰く・・・
「イ」 の音なども、3種類くらい聞き分けられるようになりました。
すごいですね!
これまでにも電通大で聞き読みシャドーイングをした人たちが、L の音を真似しわける例を見ていますが、
ゆうさんの場合は見事に
全体から個へ の変化が起きた例だと思います。学生たちの場合は、わたしが真似しわけるのを耳で「目撃」したのですが、ゆうさんの場合は自分で意識なさっているところが、新しい例です。
そしてまた、そうやって聞こえてくる音を意識しているのに、英語独特の音を繰り返せているところがすごい!
本当に卒業だと思います。
おっと、もう一度繰り返して、原稿書き@お風呂 に戻ります。
みなさん、一つ一つの音や、語に気を配らなくていいんですよ!!!!
ひたすら「なりきりシャドーイング」で!