プリンです。
第1回多読ファンクラブ、無事終了しました。
参加人数は4名。
うち1名が最近多読を始めた方。
少人数でしたが、とても充実した時間でした。
図書館の多読用図書(ORT、GR)が充実してきたことから、その本たちを活用しない手はないと始めた会。
今回は、人気のORT(Oxford Reading Tree)をみんなで読みました。
まず、図書館の多読用図書のある場所をみんなで確認。
図書館カードを持参して、それぞれORTを10冊ずつ借りて(1回10冊貸出可能)活動室に持ち込みました。
4人いたから、約40冊。それをみんなで読むということをやりました。
どんなふうにやろろうかなと考えていたのですが、以前、参加したNPOの多読支援者のためのセミナーで体験した方法がおもしろかったので取り入れてみました。
絵だけでも楽しめるORTの魅力を存分に味わうために、まず書かれている文字を隠して絵を読む。
次に、隠していた文字をつけて改めて読むという方法です。
小さい子供たちは読み聞かせをしているとき「絵」をじーっと眺めていて、いろんな発見をして私たち大人に教えてくれます。
その観察力にびっくりさせられるのですが、大人はそこに書かれている文字のみに意識が行きがちです。
絵を読んでから文字を見ることで、文字とイメージが結びつきやすくなるのかなと思います。
しばらくそうやって読んだ後、発見したことや、感想を話し合ったのですが、
文字を隠して絵をじっくり読むことで、皆さん、いろんな発見、また、疑問があったようです。
「こんな裏庭がどのお家にもあるんだね~、いいね~」
「ORTって、全体的に子供の目線で描かれているよね。下のほうからの目線で。」
「jumble saleやってるここはどこ?」→「教会かなぁ」「学校かも」
「この表紙のことばの意味は何?」→「中の絵をよーく読んだらわかるよ」
などなど、会話が飛び交いました。
落ちてる眼鏡や塀から顔を出しているおじさんとわんちゃんはもちろんのこと、
雪に埋もれてる鳥さんとか、登場する子供たちの行動に併せて、マフラーを巻いたり、本で雨をよける鳩さんとか、
チョコエッグ(?)を持っているおじさんの頭がエッグの形だったりとか……。
私自身、ORTは何回も読んでいるのですが、新しい発見があってとっても楽しかったです。
ほかの人の発見を教えてもらって、へぇ~っと思ったり。
図書館併設のカフェから出前してもらったコーヒーを飲みながらの楽しい時間でした。
あと、意外と表紙を見ずにすぐに中を開いちゃうもんなんだなと(私も含め)いうことに気づきました。
表紙の絵とタイトルって大事ですよね。
細かいことは決めずにスタートしたこの会ですが、月1回の定例で行うことになりました。
次回は、4月2日(日)同時刻、ORT以外の、やさしい絵本をピックアップして読む予定です。
※ CD付きのMacmillan Readers(レベル1~2)が16冊書架に並んでいるのを発見しました。すごい!