ぼくは迷路が大好きで、高校生のころ文化祭で教室の中に迷路を作りました。
ところどころにドクロを置いたりして・・・
で、ときどきお知らせしている Atlas Obscura というサイトのメール・マガジンで
こんな記事を見つけました。迷路好きには一読の価値あり、と思います。
たいして長くないです。
https://community.atlasobscura.com/t/lead-us-to-the-greatest-mazes-and-labyrinths/16682生け垣を使った迷路、トウモロコシ畑に作ったもの、いろいろありますが、
投稿でベニスの街路を迷路だと言っている人がいて、その通りだと思います。
実際に人が暮らしている通りが完璧に迷路になっています。
建物が高くて、道がまっすぐではないので見通しはまったく利きません。
小さかったこども二人とぐるぐるぐるぐる歩いて、ポッと出たところに巨大な犬がいて
肝を冷やしたら、とてもよく飼い慣らされている犬で、ホッとしたことをきのうのように
覚えています。
ベニスは迷路好きならぜひ一度訪ねて、迷ってほしい!
観光名所はいくつもありますが、まずは歩いて迷って、迷って歩いて、街の雰囲気を
たっぷり浴びていると、フッと名所の前に出る・・・
なお、ベニスを舞台にした軽い探偵物に Donna Leon の Commisario Guido Brunetti
Mystery シリーズがありますね。
それから John Berendt という人が The City of Falling Angels という本で、
オペラのフェニーチェ劇場(有名?)炎上を巡る小説を書いていて、おもしろい。
そしてなんと言ってもベニスといえば The Thief Lord ですね。
孤児のこどもたちがおとなたちの目を避けて古い映画館に住み着いている。
主人公の男の子はドイツから追いかけてきた刑事と、
ベニスを舞台に悪さを繰り返す悪い連中に共に狙われる・・・
最後の最後で突然ファンタジーになるところがすごい!
ベニスとこどもたち--なんとも言えない組み合わせです。
また読んで、そしてまたベニスをさまよいたい・・・
