調布の佐藤さんから近況を知らせるメールが届きました。
「スピーキング」のテストに新しいテストを採用する動きがあるという記事に関心を惹かれたとの
ことでしたが、その後に次のような近況が・・・
私は今、Michael Crichton著の「THE LOST WORLD」を通勤電車の中で読んでいま
す。以前読んだ「JURASSIC PARK」よりは、内容がよくわかります。同じ書き手の別
の本を時期をずらして読むと、「あ、英語が読めるようになった」ような気がしま
す。もうすぐ100ページなのですが(全部で400ページ強)、すでに1人が恐竜に食べ
られてしまいました。
すでに1人が食べられてしまいました、に思わずにやりとしましたが、たしかに
同じ作家の本が楽に読めるようになる、細部まで楽しめるようになると、
「あ、英語が読めるようになった」
と思いますね。
で・・・
同じ作家の本を読むということでは、Anthony Horowitz著のAlex Riderシリーズ
(青少年向けの現代風冒険小説)もお薦めです。私は「Stormbreaker」を電通大での
オフ会(多読まつりだったかも)で手に入れてすぐに読みました。今年1月に「Point
Blanc」(確か2作目)を偶然書店で見つけて買ってしまい、やはり通勤電車の中です
すっと読んでしまいました。この“すすっと”が多読的です。英語を読むだけで1冊
目よりも、そのまま登場人物が動く、風景が変わる、情景がリアルに浮かぶのです。
かっこいいですね! すすっ!! 気分いいでしょうね。
いや、気分も何も日本語の読書と変わらないのでしょうね。
Alex Rider はあの厚さにしては読みにくいように思えましたが、
上の方に行くと、気分良く読めるわけですね。
青少年向けなので、Michael Crichtonの本よりは読みやすいと思います。私が持って
いる2冊は、薄いGreaded Readersとは違って体裁がしっかりペーパーバックしていま
す。文字や行間は詰まっていないので、読みやすいです。Webサイトを見ると、シ
リーズで9冊が並んでいますから、“測定器”として使えるかもしれません。
気に入ったシリーズを 物差し本 ということにして、適宜間を置いて読んでみる。
(あんまり気に入ってしまうと間なんか置いてられないかな?)
それからむかーし読んで気に入った本をもう一度読んでみるのも伸びを測るにはいいかもしれない。
そしてもちろん何度でも読みたい本、何度も読んでいる本があれば、やはり同じように目安にできますね。
John le Carre の作品を全部読み直したいな。
同じ作家、同じ本を再読三読・・・する、ほかにも測り方はありますか?