11月25日に行われたおしゃべり会は
通常の会より少し参加者が少なめで、更に洋書を読めていない、という方が多かったので、少し早めに終了しました。
時間に余裕があった分、お一人ずつゆっくりお話して頂くことができましたし
話があちこち脱線したり、和書の話をしたり、と、長期間やっているからこそ、という感じの和やかで笑いのたえない回でした(^-^)
Outside Over There (Caldecott Collection) by Maurice Sendak(著, イラスト)
http://www.amazon.co.jp/Outside-Over-Th ... okuorg-22/邦題「窓の外のそのまた向こう」
絵を見るだけで何通りにも解釈が出来る。
一読すると、ゴブリンにさらわれた妹を姉のIdaが助け出す、というシンプルなお話に思える。
が、イラストをじっくり眺め、文字には書かれていない部分を読み解くと・・・。
船乗りだった父は果たして無事なのか?最後の手紙は果たして本当に父親のものなのか?全てはIdaの想像の世界なのか?
さまざまな謎を含み、いくらでもイマジネーションが広がる。
↑の本を手にとったのは、もともと
ジェーン・ドゥーナン(Jane Doonan)が好きで、この翻訳本を読んだことがきっかけ。翻訳を担当した正置友子さんが好きだったことがきっかけ。(←次頁のはねにゃんこさんの投稿をご参照ください。)
「絵本の絵を読む」 ジェーン・ドゥーナン (著) 翻訳:正置 友子, 灰島 かり, 川端 有子
http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B5%E6%9C ... okuorg-22/この中で、センダック氏曰く、主役は名前も出てこない妹、とのこと。
モーツァルトの「魔笛」を下敷きにしているらしい。
別の方もこの本を読んだことがあって、イラスト内のある部分は母親の胎内ではないか、という話を聞いたそう。
本当にいく通りもの読み方、解釈があって、絵本とは絵も楽しむもの、というのは分かっていたつもりでしたが
改めて家にある絵本を引っ張り出してきて、丁寧に眺め直そうと思えるステキなお話しでした(^-^)
Sleeper and the Spindle by Gaiman Neil Chris Riddle (↓PB版へのリンク)
http://www.amazon.co.jp/Sleeper-Spindle ... okuorg-22/Gaimanの最新作。10月に刊行されたばかり。
ベースはsleeping Beauty(眠りの森の美女)
でも一筋縄ではいかないのがGaiman節。
イラストは、Gaimanの作品を頻繁に手掛けているChris Riddle。
このイラストがまた素晴らしい。(何故かハードカバー版にしか表紙やなか見検索がないようです。↓)
http://www.amazon.co.jp/Sleeper-Spindle ... okuorg-22/Goth Girl and the Fete Worse Than Death by Chris Riddle
http://www.amazon.co.jp/Goth-Girl-Fete- ... dokuorg-22上記の本のイラストレーターであるChris Riddleが、ストーリーも書いた本。
度々、このおしゃべり会でも話題にのぼったGoth Girlシリーズの続編。
こちらは楽しみにしていた方が多く、皆様、順調にポチっているようです(笑)
「Fire HD 6タブレット」を購入した方から、その快適さについての説明があり、参加者の垂涎の的でした!
実際、次回までにどの位の方がポチるのでしょうか(^^;
(私はいつも思うのですが、この会はamazonから何らかのサポートをうけてもいい位、貢献していると思います(笑))
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00K ... okuorg-22/1万円を切っていたので購入(今は円安のせいか、少し価格があがっています。)
読み上げ機能付きだが、この機能が素晴らしいので、聞き読みが楽にできるようになった!
以前に比べると、音声も非常によくなったし、audibleを通して音源を購入すると、読み上げているその部分の色がkindle上で変わる。
非常に楽で、スランプ脱出のきっかけにもなった。
Fortunately, the Milk . . . [Kindle Edition with Audio/Video]
http://www.amazon.co.jp/Fortunately-Mil ... okuorg-22/amazonで一番価格が安いのがこのkindle本でwith Audio/Videoと書いてあるのが長らく謎だったのですが
このFIreにいれたところ、特典のGaimanの解説やChris Riddleがイラストを描くところ等の映像が見られるとのこと。
但し、注意書きに「not compatible with all devices」とありますので、動作確認は各自の責任でお願いします。
面白いけど、難しかった!そう。
別の読了済の方は、とても簡単で楽しかったらしいのですが
Gaimanは概して難しい傾向があり、後は世界観が楽しめるかどうか、かも、という話も。
The Innovators: How a Group of Inventors, Hackers, Geniuses and Geeks Created the Digital Revolution by Walter Isaacson
http://www.amazon.co.jp/The-Innovators- ... okuorg-22/Steve JobsやEinstein等のBiographyで著名なWalter Isaacsonによる最新刊。
誰か一人に焦点をあてるのではなく、コンピューターとインターネットのinnovationに大きくかかわった人物達と
その成り立ち、発展について書かれている。
ネットや人物について、ある程度興味やバックグラウンドがあれば、かなり読めるのでは?
Zoom by Istvan Banyai
http://www.amazon.co.jp/Zoom-Picture-Pu ... okuorg-22/字のない絵本。
これはとにかく実際に手にとって頂くしかないです。
説明するとネタばれになるし、そもそも口頭で話してもその面白さは全く伝わらない。
ちなみに、日本語版もあります(笑)
参加者の多くはこの本を知っており、Re-Zoomもあるよ、という話になりました。
Re-Zoom by Istvan Banyai
http://www.amazon.co.jp/Re-Zoom-Picture ... okuorg-22/Andy GriffithsとTerry Denton (イラスト担当)のコンビの本を3冊ご紹介頂きました。
The Cat on the Mat Is Flat by Andy Griffiths, Terry Denton (イラスト)
http://www.amazon.co.jp/Cat-Mat-Flat-An ... okuorg-22/The Big Fat Cow That Goes Kapow by Andy Griffiths, Terry Denton (イラスト)
http://www.amazon.co.jp/Big-Fat-That-Go ... okuorg-22/上記2冊はタイトルからも分かる通り、韻を踏んだ文章からなる短編作品が数編ずつおさめられている。
言葉遊びが存分に楽しめるシリーズ。イラストも味があって面白い。
The 13-Story Treehouse (13 Story Treehouse) by Andy Griffiths, Terry Denton (イラスト)
http://www.amazon.co.jp/The-13-Story-Tr ... okuorg-22/主人公はAndyとTerry。(ん?どこかで聞き覚えが?って、著者とイラストレーター自身!(笑))
13階建てのツリーハウスに住む2人。
このツリーハウスの楽しいこと、またイラストがたっぷりで思わず自分も住みたくなってしまう。
Big Max (I Can Read Book 2) by Kin Platt
http://www.amazon.co.jp/Big-Max-Can-Rea ... okuorg-22/何となく表紙に見覚えがあるという方多数、の割には、紹介者以外に読了した人がいなかった本。
The world's greatest detectiveのBig Maxは王様から事件解決の依頼をされます。
彼は空を飛んで移動するのですが、それに利用するのは・・・?
なか見検索でイラストとさわりを読んだだけで皆、虜になり、こちらもポチり度、かなり高そうです(苦笑)
初版が1978年と古いせいか、音源のカセットテープには恐ろしい値段がついています(^^;
てんじつき さわるえほん ぐりとぐら
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A6%E3%82 ... okuorg-22/和書ですが、点字付の絵本を作り上げるまでの試行錯誤の過程をご紹介頂きました。
私達が当たり前に思っているごく些細なことでも工夫が逐一必要で、様々な困難を乗り越えてようやく出版されているとのこと。
(イラストをただなぞって立体的にしただけではダメ。例えば遠近法が分からない、人物の違いを色で表すことができない等々。)
せめて全国の図書館で手にとれるようになるといいと思います。
"The Choir" というドキュメンタリーのシリーズの紹介がありました。
Gareth Maloneはイギリスの合唱団指揮者。
様々な場所へ出かけていって、ほぼ未経験のド素人を募って合唱団を結成するのですが
それは、単なる合唱団の結成に留まらず、彼の情熱的な指導のもと、さまざまな課題を乗り越えていく過程で
観客の心を揺さぶるパフォーマンスを披露できるようになる。
The Choir - Series 1 [DVD] [2006] これはamazon UKへのリンクです。
http://www.amazon.co.uk/dp/B002GP7Q0Y/r ... 5UPO8XUWNIamazon.co.jpを通しても買えますが、結局、業者を挟んでイギリスからの取り寄せになってしまうようです。
http://www.amazon.co.jp/Choir-the-Impor ... B002GP7Q0Yまず、手始めに観るならこちらのシリーズからがオススメとのこと。(DVDは無いようです。)
The Choir "Military Wives"
https://www.youtube.com/watch?v=P7UGgsd ... sdZQyU#t=0今まで観た中ドキュメンタリーで一番よかったそうです。
おしゃべり会のメンバー内でも大人気の作品です。
さて、今年のおしゃべり会はこれが最後となりました。
次回は年明け、2015年1月13日(火)の21時30分からです。
来年もどうぞよろしくお願い致します(*^-^*)